”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ブレード・ランナー”続編決定

フィリップ・ディックの小説”アンドロイドは電気羊の夢を見るか?”を原作に制作されたSF映画の最高傑作、82年の”ブレード・ランナー”の続編がついに作られる事になった。監督は勿論リドリー・スコットである。まあこの人がやらないなら作って欲しくないな、、と言うのが本音だが遂に30年振りにスクリーンに蘇る、。
 
イメージ 1主演は未定だがハリソン君、やるかな、、勿論内容にもよるが新主人公のお父さんなんて設定にはしないで欲しい、、。オリジナルの時だってもう40歳だったんだから今度30年振りにやれば、、、そりゃもう無理だろうな。その点監督は得だ、リドリー監督は彼より5歳も年長だけどまだ大丈夫だ。
 
実はこの映画、日本での公開当時はさほどヒットしなかった、、何せ同年は”ET”が大当たりだったし、、。しかしその後、時間の経過と共に評価されるようになり当時の若者世代を中心に”これぞ、まさにSF映画の金字塔だ”と推奨する声が聞かれるようになった。勿論おっさんも当時の若者としてはいたくこの映画には入れ込んだものだ、、。
 
この頃のハリソン・フォードはもう”スターウォーズ”に”インディ・ジョーンズ”名実共にハリウッド一の人気者、出る映画すべてがクリーン・ヒットであった。一方のリドリー監督はTV専門だったのだが77年の”デュエリスト”でデビュー、79年には”エイリアン”で衝撃の映像を手掛けた、、。そしてこの”ブレード・ランナー”で第一人者として評価されるようになり89年には”ブラック・レイン”で大阪や日本の田舎町をSFの世界か、、?と思わせる特異な映像美を作りだしてくれた。
 
この監督の映画は全部見ていると思うが10年の”ロビン・フッド”まで先の”ブラック・レイン”で使われた構図が必ず入る。馬なりモーターバイクで疾走する場面、森のなかだったり街道だったり、田舎道だったりするのだが彼独特のシーンが出来上がる。今度の”ブレード・ランナー”でも同じような構図を使うのだろうか、、。しかし30年も経過してしまったしその間、撮影手法や特撮技術だってかなり進歩している、果たしてどんな映像になるのか今から楽しみだわい、、。