ジェームス・パターソンによる原作、ワシントンDCの犯罪心理学博士アレックス・クロスを主人公にした犯罪ミステリーなのだがこれまでに10作以上あるシリーズのうち”多重人格殺人者”(原題:Along Came A Spider)後に映画化された時の邦題は”スパイダー”(02年)、、、それと”キス・ザ・ガールス”(原題:Kiss The Girls)此方の邦題は”コレクター”(97年)となり両方で主演のアレックスを演じたのが、、;
モーガン・フリーマンである。既に原作が翻訳されている場合はその映画化にあたって新に邦題を付けなくてもよさそうなものなんだがな、、しかも出版された時期がアベコベなのでややこしいったらない、、原作を先に読んでいるとこんな場合に混乱するぜ。
アレックス博士はDCの所轄に属しているのだが本来は犯罪心理学の学位を持つ刑事さん、頭脳明晰で真犯人の心を読み、相手が何者か、何を企んでいるのか、、その心理に迫る事が主体で原作者のジェームス・パターソンはミステリー仕立てにどんでん返しも容易しておりそのスピーディな心理戦捜査の展開がお得意だ。
そして2012年、そのアレックス・クロスの新作はタイトルをそのままに”アレックス・クロス”。モーガン・フリーマンの後釜として主演に抜擢されたのがタイラー・ペリーである。詳細は調べてないが原作のドレを映画化しているのか、、これも楽しみである、。来月早々ロードショーらしいので今度は時間を間違わずに駆けつけよう。
このタイラー・ペリー、91年までは全くの素人、、”オプラ・ウィンフリー”に見出されたのがきっかけでTVを中心に活躍を初め今回はもう殆ど映画館デビュー戦である。遅咲きも良いとこでもう40歳を過ぎているんだな、、一体どんなアレックス博士を見せてくれるのやら、。以前今年の注目作品としてブログにも書いた記憶があるのだが先日の”96時間/リベンジ”でやっと予告編解禁になった。
“刑事アレックス・クロス”シリーズ
『多重人格殺人者』(Along Came a Spider)
『キス・ザ・ガールズ』(Kiss the Girls)
『殺人カップル』(Jack & Jill)
『Cat & Mouse』
『Pop Goes the Weasel』
『闇に薔薇』(Roses Are Red)
『血と薔薇』(Violets are Blue)
『Four Blind Mice』
『The Big Bad Wolf』
『London Bridges』
『Mary, Mary』
『Cross』
『キス・ザ・ガールズ』(Kiss the Girls)
『殺人カップル』(Jack & Jill)
『Cat & Mouse』
『Pop Goes the Weasel』
『闇に薔薇』(Roses Are Red)
『血と薔薇』(Violets are Blue)
『Four Blind Mice』
『The Big Bad Wolf』
『London Bridges』
『Mary, Mary』
『Cross』
先日読んだ翻訳モノの巻末でその本の訳者さんが”最近は翻訳物に限らずミステリー文庫の販売部数がかなり減少している”と書かれていた、、何年経過しても初版だけのケースも多く外国モノの版権を取得して訳して発売までに気が遠くなるような年月が掛かるとか、、。以前はハードカバーで出版後、多少の手直しをしてから文庫で出版、もっと手軽に読める風潮だったのが同じ原作者のシリーズ化された作品でも原作の順序通り出版されない事がある。しかも途中で出版社が違ってしまうケースがありそうなると折角それを楽しみにしているファンは途切れたり前後入れ替わったりしてしまい話の辻褄が合わなくなるそうな、、、確かに巻末に記載されている翻訳された順番を読んでもなかには出版されてから5年以上が経過するのに翻訳されていない場合や途中飛んでいる場合もある、。こりゃ我々ミステリーファンにとっては誠に残念だ。
アマゾンで電子書籍のキンドルを買ってそのまま英語で出版された原作をダウンロードして読めば何も悩む事はないのだが、、そうなるともう日本語とは接する機会がなくなるかぁ、、ブログだってもしやめてしまったら途端に日本語の読み書きとはオサラバだし~、、。