”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”隊長ブーリバ”(62年)

今日はもう”魔金”一週間がめっちゃ早い、、9月から春だよ~、、とテレビなどでは報道されているが今日はもう27度だと、、夏じゃないか。半袖一つで敷地内を走り回って芝に水撒き、ゴミ缶の回収、水洗いと終わるともう3時だ。
 
例の光ファイバー埋設工事はまだ完了していないのに業者の兄ちゃんたちは今日も来ない、途中で放り出して月曜日まで帰ってこないそうな、。こっちは出るに出られず住民からは”何時になったら終わるのさ”の催促、もうオレに聞かないでくれ、。
この週末は何とか映画館へ行く予定だが明日は芝刈りの業者が来るんだ、まあ午前中に来てくれるなら午後は休んで映画館だぞ、。
 
この映画”隊長ブーリバ”は62年に日本でも公開された70mm方式のアクションドラマ、ニコライ・ゴーゴリの小説”タラス・ブーリバ”が原作でユル・ブリンナーがブーリバ、そしてトニー・カーチスと若き17歳のクリスティーヌ・カウフマンがポーランド貴族の娘、ナターリアに扮していた。この映画に出る前に”ポンペイ最後の日”(59年)などに出ていたがドイツ生まれの”美少女”、、兎に角清楚で綺麗だった、、オードリー・ヘップバーンのように都会風に洗練された雰囲気ではなく”オレが傍にいてやらなきゃ、、”風な、、何となく頼りない、所在ない風情がタマリマセンでした。
 
監督は当時アクションものを数多く手掛けていたJ.リー・トンプソン、”ナバロンの要塞”(61年)や”太陽の帝王”(63年)を撮っていた。ストーリーは要約すればまさに”ロメオとジュリエット”、その舞台をイギリスからポーランドそしてコザックの部族に置き換えたものなのだが初めて映画館で接したこの場面には胸を熱くさせられた。こうして見るとトニー・カーチスも一世一代、渾身の演技じゃないだろうか??現にこの映画での共演が縁で長年連れ添っていたジャネット・リーの元を離れ、20もうら若きクリスティーヌと翌年さっさと結婚してしまったのだから、。
 
この時代のアクション大作の制作費が7億円程度、今に換算するとそりゃ膨大な費用になるのだろうが今なら恐らく半分はCG処理などに使われる筈、大掛かりなエキストラを動員してカメラをクレーン車で配し太陽自然光と戦いながらの撮影とはならないだろう。まあそれが手造りの良さってことにも通じるのだが、、でも見ながらアクションに興奮し、胸熱き心躍る2時間を過ごさせて貰った。今の10代後半の若者はこんな映画には見向きもしないんだろうな~、、。まあ我々がエロール・フリンタイロン・パワーの映画を見た時に受ける印象と同じかな??
 
 
 
 
 
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