今年は男女ノミネートされた各5人が歴代の受賞者にアナウンスされ最後に受賞者が読み上げられる方法が取られた。各自の紹介自体が彼らの功績を称えるものでとっても良い演出だし客席で自分の事を言われているのを聞く候補者のアップがこれ又魅力的だったので以下にその概略を;
マイケル・ダグラス → フランク・ランジェラ
これまで多くある歴史上の人物を演じる困難さは誰しも理解しています。今回”フロスト/ニクソン”でその主役に挑戦したのはフランク・ランジェラです。虚像から転落していくさまを演じ切った彼の役柄への挑戦は賞賛に値するもので貴方を称えその演技を高く評価します。
ロバート・デ・ニーロ → ショーン・ペン
どうやって演じてるんだ、、、これまで長い間、何でショーンは何時もストレート役ばっかりだったんだろう、、?(爆笑)時としてムービースターっちゅう看板は演技の邪魔になる事があるんだがショーンにはそんな事がなくて演じる役柄にグッとのめり込んじまう事があってサムとか”ミスティックリバー”のジミー・マーカムとか”デッドマン・ウォーキング”等や今度のハービー・ミルクとか幅広く演じれるのさ。ショーンはスクリーン上で活躍するのと同じように普段の生活にも一生懸命でね、ヒューマンライツの問題や世界の指導者にもいろいろアドバイスしたりね、そうそうパパラッチにも親切に対応するしね、、(笑)。今夜はグレートな役者には大事な一夜だぜ、それより何よりも彼は偉大な人間でもあるんだ。それがオレの友人ショーン・ペンさ。
エイドリアン・ブロディ → リチャード・ジェンキンズ
私はグーグルのファンではありませんが彼の出演作品をググルと約60本もあるんです。貴方の演技、その真価は経験に裏打ちされたもので何時も評価されますが今夜は又、リチャード・ジェンキンス、貴方のこの主演作が大いに評価される事が楽しみです、、ブラボー。
アンソニー・ホプキンズ → ブラッド・ピット
我々皆が知る主演男優はブラッド・ピットです。”ベンジャミン・バトン”での演技、映画の三分の二以上でその素晴らしさを本当に再認識させてくれた俳優、ワタシは幸運にも過去に共演もしていますがこれこそまさに会心の演技でした。
ベン・キングスレー → ミッキー・ローク
”レスラー”でのロビンソン、何故ブリーチした髪で再度挑戦し再度リング又、人生を取り戻す為に帰って来た男を気にしますか、それはミッキー・ロークが演じたからです。貴方の居場所はリングの中です、ようこそお帰りなさい。
http://www.youtube.com/watch?v=cU9fwT93kSw&feature=PlayList&p=CBECF5DC3BDED949&playnext=1&index=24
シャーリー・マクレーン → アン・ハサウェイ
”プリンセス”でも”プラダ”でもとっても良かったし(We Loved Youと形容してますが)アナタには才能が溢れてます。この映画(ノミネート作品)で暗い面と明るい面と両方持っているしそれを表現する事を怖がらない、現在の若い女優さんの良い手本です。今後こう言う風にノミネートされるチャンスは沢山あると思いますよ。声も素晴らしいので沢山歌って頂戴ね。
マリオン・コティヤール → ケイト・ウィンスレット
ケイト・ウィンスレット、アナタは毎回その演技の幅を大きく広げています。今回の映画の演技でも愛、繋がり、情熱を表現して圧倒的な才能を我々に見せてくれました。有り難う。
ハル・ベリー → メリッサ・リオ
ワタシは過去に小さい制作会社が作った秀作に出た経験がありますが今年も同様にメリッサ・リオがそんな役に挑戦してくれました。”フローズンリバー”で貴女は全てをなくした女性を演じてくれました。しかし本来のアメリカ人女性が持つように明日に希望を捨てない女性です。そしてその演技はとても忘れ得ない心に残る名演でした。おめでとう。
ソフィア・ローレン → メリル・ストリープ
この人については何処から始めたらよいでしょう、、。彼女の名前が既に確率されたものですからそうお名前からいきましょう、メリル・ストリープです。”ダウト”の中で貴女は厳格なカソリックの尼僧を演じてくれました。そして既に各映画賞で15回もノミネートされているんですよね。
ニコール・キッドマン → アンジョリーナ・ジョリー
若い母親が自分の子供をなくし警察がその事実を隠蔽すると言う話に挑戦したあの時代ではそれだけでも大変な出来事です。その映画”チェンジリング”の中で嘘を見抜き真実を求めるその姿、あの貴女は忘れられるものではありませんでした。
http://www.youtube.com/watch?v=P552i5xx8ww&feature=related