”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

2021-01-01から1年間の記事一覧

”The Informer / 三秒間の死角”(19年)

劇場公開されているらしいが2019年の犯罪映画で2009年に”三秒間の死角”として原作が発表されている。主演はジョエル・キナマンやロザムンド・パイク、それにクライブ・オーエン等で監督はアンドレア・デイ・ステファノと言うらしい。 出だしはニュー…

試練の数字並べ

今日はちょっと緊張気味だ、、、と言うのは売却交渉の前哨戦として数字の専門家がワタシが過去にはじき出して計上していた管理収益の詳細を調べにやって来るらしい。 無論毎年しっかり定められた方法で州政府へ業務収益合計を報告しているし会計監査もやって…

”点と線”(07年)

原作は松本清張が1957年に書き下ろした長編推理小説だが”砂の器”はこれの三年後、1960年に発表されている。映画化されたモノとしては野村芳太郎監督による”砂の器”の足元にも及ばないが原作の面白さ、そしてアリバイ作りのアイデアに関しては甲乙は…

”悪の法則”(13年)

原題は”The Counselor”、で監督がリドリー・スコット、そして主演がマイケル・ファスベンダー、ブラッド・ピット、キャメロン・ディアス、ペネロペ・クルス、ハビエル・バルデムと何れも主役を張れる俳優さんなので見ない訳にはいかない、。 でも確か原題は…

”ハンニバル”(01年)

原作を書いたトーマス・ハリスは時系列で行けば最初に”レッド・ドラゴン”(81年)を書いている。その後、”羊たちの沈黙”(88年)、”ハンニバル”(99年)、そして”ハンニバル・ライジング”(06年)と続いた。 でも映画化に際しては最初に”羊たちの沈…

”きみがくれた物語”(16年)

ありゃ、、これは100%邦画の邦題じゃなかろうか?原題は”The Choice"(選択肢)と至って簡単で何処にも”きみ”は出て来ない。まあしかしそのまま”チョイス”としなかった事は褒めてやりたい。でもどっちに転んでも絶対に自分からは見てないだろう、たまた…

”13F”(99年)

ナンとまあ簡単な邦題だ、、ドイツ映画らしいが原題は英語で”The Thirteenth Floor"でそのまんま、。セリフは英語だがジャンルでいけばSFになるんだろうか?でも宇宙へ行っている訳じゃないしこの地球でのお話、バーチャルで作られた世界と行ったり来たりす…

”奇跡の絆”(17年)

この映画はどうも国内では劇場公開されていないのだがアマゾンさんが配給してたらしい、、我が家にはアマゾンからJ:COMを経由してムービーチャンネルで見る事が出来た。邦題が”奇跡の絆”っとなるとこりゃ震災モノと勘違いしそうだなぁ~、、っで良く見…

”我等の生涯の最良の年”(46年)

原題はそのまま”The Best Years of Our Lives”、とそのままだが邦題は”の”だらけ、、これには初めて見た時には違和感を感じたのだが名作には違いない。監督がウィリアム・ワイラーで主演にフレデリック・マーチ、ダナ・アンドリュース、そしてハロルド・ラッ…

”マイ・スパイ”(20年)

こりゃ新作だし絶対に見てない、、それにキーワードの”スパイ”が付くので見るっきゃないだろう?チョイと”マイ”等と所有格が付くのが気になるが、。 主演はデイブ・バティスタ、、近年メキメキ売り出し中の元プロレスラーだ。これまでアーノルド・シュワルツ…

”エイリアン”(79年)

もう公開された時に生まれた次女がアラフォーで孫sが二人もいる、、光陰矢の如しとは言うけれど参っちまうな、確かこれはロス・アンゼルスに居た時に見ているのだが何処の映画館だったかどうしても思い出せない。まだシネコンがはびこる前だし独立系の映画…

”クライ・マッチョ”(21年)原題

うん、この映画は見ないと言う選択肢はない、。何と言ってもクリント・イーストウッド御大の主演、そして監督作品だ。元ネタはリチャード・ナッシュと言う人が書いた長編小説で1975年に出版されている。当初から映画化に際しては色々とあったらしい、、…

”私は告白する”(54年)

これまたヒッチコック監督の秀作で制作されたのは1954年になっている。と言う事は主演を演じたモンゴメリー・クリフトが”地上より永遠に”でプルーイット一兵卒を演じていた年だ。この映画では苦悩する牧師さん役で他の配役、アン・バクスターやカール・…

”48時間”(84年)

もう37年も前に公開された映画だった、、そりゃ主演のニック・ノルティもエディ・マーフィーも若い。監督はアクション映画が多い、ウォルター・ヒルで”スティング”等の監督、ジョージ・ロイ・ヒルと勘違いしてた、、。 映画のタイトルに”時間”が付くケース…

”海を飛ぶ夢”(04年)

全編スペイン語の映画で主演はハビエル・バルデム、原題は”Mar adentro”(内なる海)で英語表記だと”The Sea Inide”にそれが邦題となると”夢が海を飛んでしまう”、、本編を見ればそれもありかな?でも解釈が違うし本国からは文句は出なかったんだろうか? お…

”ジーニアス:アレサ”(20年)

この邦題を読んで直ぐにこりゃ”天才はアレさ、、”と思わないだろうか?瞬時に原題の”Genius Aretha"と気付く人は絶対にシニア世代だ。そのアレサにせよ色々いるしこれがかのソウルの女王”アレサ・フランクリン”の伝記映画だとは判るまい。 第一不思議な事に…

”キリングゲーム”(13年)

実にややこしい、この映画の原題は”Killing Season”なんだが同じように”キリング”が付く映画が”フィールド”だったり”グラウンド”、とか”ゲーム”だったりと交錯する。同じカタカナ表記にするなら邦題も”キリング・シーズン”に統一してくれりゃ良いものを、、…

”警視グレイス”(21年)

本格派イギリスの犯罪ミステリーで本邦初公開だそうな、、元ネタはベストセラーになった”ロイ・グレイス”シリーズらしいがこれまでに”刑事モース”や”ルイス警部”等で脚本を担当したラッセル・ルイスなので見ないと言う選択肢はゼロだ。 原題の”Grace"っての…

”太陽の中の対決”(67年)

この時代、60年代中頃から70年代初めの洋画はかなり見ているのだが邦題が”太陽の中の対決”だったとは知らなかった、、原題は”Hombre"(スペイン語で男って意味なんだが、、)これじゃ幾ら想像力を逞しくしても判らない。 NHKBSで放映されていたものを録…

”要塞”(70年)

この映画は不思議な事に邦題をそのままIMDbで”Yosai"として検索すると出て来る。その昔、見た時は確か”Hornet's Nest"だったんだが、、主演はロック・ハドソンとシルバ・コシナで背景は1944年のイタリア戦線、アリステア・マクリーン風な設定で戦線へ送…

”恋におちたシェイクスピア”(98年)

これは公開時から見過ごされやすい題材でかのシェイクスピアを扱ったコメディーだが配役陣はオールスターだしアカデミー賞でも作品賞を獲り他にも複数ノミネートを確保するなど世界中の映画ファンが認める秀作だ。 まあ日本で行けば”源氏物語”を執筆中の紫式…

”ダイヤルMを廻せ!”(54年)

言わずと知れたヒッチコック監督の秀作でグレース・ケリーが初めて抜擢されたミステリー舞台劇、、と言っても良いだろう。今時”ダイヤルM”とか言われてもそもそも電話ってのはプッシュフォンだべ、、と言う世代には理解不能だろう、しかも”M”を廻すったっ…

球場にかけるオータニ VS ヤンキース

これは1957年、デイビット・リーン監督の名作、”戦場にかける橋”のラストシーンからニコルソン大佐(アレック・ギネス)が軍の命令に背き橋を爆破するのを躊躇する場面だ。戦争捕虜として過酷な労働に駆り立てられ憎きサイトー大佐(早川雪洲)に対峙し…

”誰よりも狙われた男”(14年)

この映画は以前、後半半分を先に見てしまいスリリングなスパイものなのに我ながらバカな奴だとずっとジクジクしていた。そしたら先日やっと再放送が、慌てて録画して今度はちゃんとオープニングから見る事が出来た。 原作を書いているのはあのジョン・ル・カ…

”アバウト・タイム ~愛おいしい時間について~ ”(13年)

これは珍しい、タイムトラベルものとしては妙な具合でホームドラマになっている。監督が”ラブ・アクチュアリー”のリチャード・カーティスと来れば見ない訳にはいかないし、それにパパの役でビル・ナイも出ているし主演のカップルにはレイチェル・マクアダム…

”30年後の同窓会”(17年)

原題は”Last Flag Flying”と言う、、余りに邦題とはかけ離れているのが気になって録画予約ボタンをポチン、、。そしたら予想通り全く違うお話だった、、でも原題の”最後の旗がなびいている”と邦題の”30年後の同窓会”も双方共に適格に内容を表しているのは…

”9人の翻訳家”(19年)

この映画に関してはチョイと動機が不鮮明なのだが元ネタは例の”ダ・ヴィンチ・コード”で原作を書いたダン・ブラウンが続編を完成させた際に全世界で一斉に発売する為に複数の翻訳家を隔離し外部とは一切遮断したうえで色々な言語の翻訳家を集めて秘密裏に翻…

”デス・ショット”(18年)

この映画はかなり新しい、、でもコロナ前だと思うが劇場公開はなくいきなりDVDデビューだったかも知れない。J:COMが配信しているムービーチャンネルで放映されていたのを録画して置いた。原題は”Reprisal”で報復、復讐みたいな事だが何故かそれが”デス・ショ…

”イヤー・オブ・ザ・ドラゴン”(85年)

これは公開当時かなり衝撃的なバイオレンス犯罪映画として紹介されていた。監督が”デアー・ハンター”のマイケル・チミノでオリバー・ストーンが脚本を書いている。そして主演がミッキー・ロークでチャイニーズの若き暗黒街のボスに抜擢されたのがジョン・ロ…

T・E・ロレンスの真実

先日見たNHKBSで配信されたドキュメンタリー番組、”新・映像の世紀”別に毎回楽しみにしている訳じゃないのだが第一次大戦勃発に至る経緯を当時、国外で流されたニュースを使って検証していた。 そのニュースに紛れもないあの”アラビアのロレンス”の主人…