”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”Zen"(11年)

原題の”Zen"がそのままタイトルになっているのだがてっきり”禅”かと思いきやアウレリオ・ゼンと言うイタリアの刑事さんだった。シリーズと言うよりミニシリーズで夫々が90分、それの三部作だった。 主演のローマの警察署に勤務するゼン刑事を演じるのはル…

”ノッティングヒルの洋菓子店”(20年)

この邦題は大胆だな、、何せ原題は”Love Sarah"と言って主人公になる筈だった娘の名前でそれをそのまま洋菓子店の名前にしているのだ。それを”ラブ・サラ”としないであの映画ですっかり有名になった”ノッティングヒルの古本屋”から拝借している。確かに場所…

”ウィンチェスター銃 ’73”(50年)

NHKBSで配信されたこれ又、古き良き時代の西部劇だ、、主演はジェームス・スチュアートとシェリー・ウィンタース、監督はアンソニー・マンで端役で若きインディアンの酋長にロック・ハドソン、そして騎兵隊の一員として3コマプラス3行くらいのセリフでトニ…

刑事がいっぱい

その昔、イタリア映画で邦題がそのまま”刑事”と言う名作があった。”アモーレ・ミオ”と歌うアリダ・ケッリの哀愁を帯びた歌声が世界中で大ヒットした事からこの主題歌が先行している気がするがピエトロ・ジェルミが二刀流どころか三刀流を演じた忘れられない…

”ザ・チーム ヨーロッパ大捜査線”(21年)

アマゾンが配給してくれたシーズン1だけのエピソード8話で終わるドラマだった。背景はドイツ、ベルギー、デンマークから抜擢されてやって来た欧州合同捜査チームの活躍なんだが夫々一人っきゃやって来ない。なので精鋭部隊とは言っても僅か3人だけのチー…

”007 / ノータイム・トゥー・ダイ”(20年)

映画館で公開初日の一回目を見たのが昨年の10月1日だった。それから4ヶ月後、早くも有料配信が始まったのだが最初の一週間は何と吹き替え版のみの配信、、最近配信される映画の主流がドンドン吹き替え版になって行く、、これは由々しき問題だ。 確かにガ…

”主任警部 アラン・バンクス”(10~16年)

イギリスのBBCで制作された本格派刑事ドラマで主演がアラン・バンクス(スティーブン・トムプキンソン)、そして彼を取り巻く捜査陣に珍しくアニー(アンドレア・ロウ)とヘレン(キャロライン・キャツ)と言う二人の性格の違う敏腕、美形刑事さんが配されて…

”約束の宇宙(そら)”(19年)

録画してあった映画、タイトルからはどうもSFかな、、と思っていたが全然違っていた。主演は007の”カジノ・ロワイヤル”で艶っぽい魅力を振りまいたエヴァ・グリーンで見えそうで見えないボンド・ガール振りだったが此方ではそのモヤモヤ感が吹っ飛ぶ有…

”イェローストーン”(18年~)

珍しく現在リアルタイムで放送中のドラマがWOWOW経由で配信され始めた。主演はケヴィン・コスナーで2018年に放送開始、現在は彼方ではシーズン4まで進んでいる。メジャー・リーグの放送やアメフトの中継でタマにCMがカぶるので気になっていたのだがやっ…

”マラヴィータ”(13年)

コイツもどうにも理解不能な邦題だなぁ~、、まあ原題がそのまま”Malavita”なので文句のつけようがない、。でも原作が翻訳された時は”隣のマフィア”、だったのでブラックコメディとしてはこっちの邦題でも良いと思うのだが、。それに”マラヴィータ”は最後に…

”フローレス”(99年)

原題の”Frawless”、これは類似語から行けば”Perfect"なんだがそのまま邦題をカタカナで”フローレス”に、、担当者がもっと頭に汗かいてそれなりの邦題にしてれば相応のヒット作に繋がったと思うと実に残念だ。 何の先入観もなしに検索してて”フローレス”と出…

"Tom Clancy's Jack Ryan" (19年~)

日本語で書けば”ジャック・ライアン”だがアマゾンが制作したこのスピン・オフ版と言えば良いのか最初っから有料配信用に制作されたアクション・スリラーはメインタイトルに原作者名をつけて”Tom Clancy's Jack Ryan”となっている。 これまで多くのジャック・…

”シノーラ”(72年)

これは原題が”Joe Kidd"でクリント・イーストウッドの役名だ、、それが邦題では”シノーラ”と言うメキシコ国境に近いニューメキシコ州の町の名前になっている。他の配役はロバート・デュバルにジョン・サクソン、それに監督がジョン・スタージェスと来れば間…

”太陽はひとりぼっち”(62年)

確か東京の日比谷劇場だったと思うが公開時に映画館の片隅に座っていた。しかしながら”太陽がいっぱい”(60年)と違って画面を見ながら字幕を追って理解出来る映画じゃなかったし当時の中学生には全く持って難解、理解不能な映画だった。ただ背景に流れる…

”ボッシュ”(14年~)

遂に禁断のPCでの観戦にハマってしまった。このマイケル・コナリーが描くところのロスアンジェルス市警に所属するハリー・ボッシュ刑事のシリーズはアマゾンが制作しアマゾンプライムで配信している。 昨年の12月に病院にいる間、時間を持て余すので見よう…

”ザ・マークスマン”対決(06年)と(21年)

こりゃ確か原題が”The Marksman"でリーアム・ニーソン主演で劇場公開されたばかりじゃなかったか?それがもう配信される訳はないよな、、案の定こっちの方は主演がウェズリー・スナイプスでスナイパーを演じていた。それに制作されたのは2006年って事で…

”ファミリー・ビジネス”(89年)

この多少無理がある犯罪映画、主演のお爺ちゃんがショーン・コネリー、その息子がダスティン・ホフマン、孫がマシュー・ブロデリックで親子三代の盗人稼業を描いたモノで監督がシドニー・ルメットと来たらかなり期待してしまう。 舞台はニューヨークで制作さ…

洋画邦題今昔物語 再

これは初めてこのブログで投稿した記事だ、、それもYahoo時代の2007年3月7日である。って事はそろそろ15年が経過するって事になる。まだオーストラリアに住んでいる頃で管理人に就任したのが2009年なのでそれよりも前の事なのだ。しかし言わんと…

”東京暮色”(57年)

言わずと知れた小津安二郎監督による映画である。ボクの中では長い間、エリア・カザン監督、ジェームス・ディーン主演の”エデンの東”(55年)を日本風にアレンジした邦画だと思っていた。 ”東京物語”(53年)に置ける作風とはかなり違って端的に言えばか…

”ザ・ゴールドフィンチ”(19年)

原題は”The Goldfinch”と言う、何となく”ゴールドフィンガー”の続編みたいだな、と思い勝手に録画された画面を、。WOWOW配信なのでこの際、片っ端からタイトルだけを頼りに録画しているうちの一本だ。 どうやら映画化に際してはアマゾンが手掛けているようで…

”リトル・シングス”(21年)

これは原題も”The Little Things"まあ映画の雰囲気から行くと”小さな出来事”みたいな雰囲気だがそれをそのままカタカナにしないで欲しい、。自論だが”Th”の発音や”R”とか”L”が混合する単語はそのままカタカナにするのはヤメて欲しいものだ。 何故配給元は映…

”氷の接吻”(99年)

この邦題は絶対にアレを想像させているしひょっとしてオレみたいに間違って見てしまうアホがいると思っているんだろう、、。そのアレとは”氷の微笑”で内容はどうであれシャロン・ストーンの足の組み換えシーンがある映画で公開当時はファンが着けてる着けて…

”ジョーンの秘密”(18年)

原題は”Red Joan”と明らかにジョーンをスパイらしく仕立ててあるがジュディー・デンチのスパイ映画、、と来れば見ない訳には行かない。007の”M"役からその後日談みたいな気分で見始めた、。映画の背景は2000年のイギリスの田舎町、庭木の手入れをして…

”セント・オブ・ウーマン / 夢の香り”(92年)

これはアル・パチーノにオスカーで主演男優賞をもたらしたヒューマン・ドラマだ。フランク・スレード中佐(A・パチーノ)は全盲の元軍人、その彼を一時的に助けるアルバイト、案内人としてやって来るのがチャーリー(クリス・オドネル)で彼らの交流を描き最…

”バンク・ジョブ”(08年)再

昨日書いたのは原題が”Italian Job"それが邦題は”ミニミニ大作戦”に、、そして今度は原題が”The Bank Job"、それの邦題は”バンク・ジョブ”だぁ~、、。共通する出演者はジェイソン・ステイサムだけだがこれがなかなかイケるイギリス式強奪事件で実際に起きた…

”ミニミニ大作戦”(69年、03年) 再

この情ない邦題、、”ミニミニ大作戦”、このタイトルじゃ絶対に観客動員は見込めないだろう。原題は”The Italian Job"(イタリア式強奪作戦)と言って最初はマイケル・ケインを主役に69年に制作、そして同じ原題で03年にマーク・ウォールバーグを主演に据…

”ロンドン警視庁コリン・サットンの事件簿” (19年)

AXNミステリーの解説によると全部ロンドンを舞台に実際に起きた事件を映像化しているらしい。その捜査の責任者を演じているのがコリン・サットン警部でその辣腕振りを買われて長官命令で捜査に抜擢された。シーズン1の一話は、、(一話が60分と短い)…

”ミッドウェイ”(76年)VS ”ミッドウェイ”(19年)

折角毎月払っているWOWOWなので見ない手はないだろう、、そんな動機で見るとロクな目に合わないぞ、っと内なる声が言っていた。その結果たるや帝国海軍がこっびどくやられ、世界一と米軍にも言わしめた大艦隊を失ってしまったこの映画の主題そのまま見てたオ…

追悼 シドニー・ポワチエ

今朝こんな訃報が入って来た。シドニー・ポワチエ94歳で逝く、、との報道で自分でも確かめてみたがやはりIMDbもウィキにも死因は書かれていなかったが間違いはないようだ。その彼の代表作、”野のユリ”(63年)は初めてリアルタイムで映画館で接した作品…

”プロフェッショナル” (66年)再

この映画の事は以前にも投稿している。それが今回NHKBSで放映されたので暇にかまけて再度鑑賞、でも残念乍ら初めて劇場公開されて見た時と印象は変わらなかった。兎に角、設定良し、配役良し、なんだがどうにもツマンネーのだ。NHKの解説には”西部劇…